[3G_PL] 教育訓練用原子炉を活用した次世代教育の現状と課題

[3G_PL03] 中等教育へのアウトリーチ活動と国際協力

*若林 源一郎¹ (1. 近大)

原子炉を用いた実習は、学生が座学で得た知識を実践して理解を深める場として不可欠ですが、実機を使った実習の場は極めて限られているのが現状です。近畿大学には教育訓練用原子炉UTR-KINKI（定格熱出力1W）があり、60年以上にわたってわが国の原子力教育に貢献してきました。学生が自ら運転操作をしながら学べる原子炉として、現在も多くの大学・高専の実習に活用され、理科教員や中高生を対象とした研修会、海外技術者の研修にも利用されています。本セッションでは、原子炉を用いて展開されている最近の人材育成活動を紹介し、今後の実習教育について意見交換を行います。