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[3M09] GPUを用いた放射線源の逆推定のための寄与率の高速計算法
キーワード:線源推定、GPU、高速計算
現在、福島第一原子力発電所で実施されている廃炉作業を安全かつ効率的に行うため、放射線源の分布情報を取得することが求められている。このため、書者らはLASSOを用いて観測した空間線量から放射線源を推定する方法を提案してきたが、この方法では、線源から観測点までの減衰率(寄与率)が必要となる。発表者らは直達する放射線のみに注目し、寄与率を計算する方法を提案してきた。この方法では3元連立一次方程式を計算する必要があり、解くべき方程式の個数はモデルのサイズに対して2乗で増加するため、大きいモデルでは多くの計算時間と必要とする。そのため、実際の現場での線源推定を実現するためには、高速化が求められていた。発表者らは、この3元連立一次方程式を高速に計算するためのGPU向けアルゴリズムを開発し、実際の現場を模擬したモデルに対してその有効性を評価し、CPUで計算した場合と比較し、数倍高速に計算できることを確認した。
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