2020年度全国大会(第55回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[35]-[39]

2020年11月7日(土) 13:00 〜 14:40 第III会場

司会:小林 隆史(立正大学)

13:20 〜 13:40

[36] 画像認識による街路空間における歩行者の年齢、男女比、感情、および密度の分析

―渋谷駅周辺を主としたケーススタディ

○野地 駿吾1、岸本 達也1 (1. 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科)

キーワード:街路空間、顔認識、歩行者、感情、深層学習、渋谷

近年、AIを活用した数多くのサービスが存在していて、その結果として、新たな画像認識システムが発展してきている。しかしながら、都市の街路空間において、そこで直接撮影された写真とAIを用いた顔認識システムを併用してその都市の地理的特徴を分析した研究はほとんどない。そこで、私たちは渋谷を中心に歩行者の行動を分析する調査を行った。調査の結果、渋谷を中心とした都市の街路空間の特徴を、年齢、性別、感情、密度の面から明らかにすることができた。この結果は、より良い都市デザインを作成するために使用できるのと同時に、また、ある特定の街路空間にいる人々の特徴をモニタリングするこの新しい方法が有効であることを示した。