都市計画報告会②

[207] 自然言語処理を用いた立地適正化計画における誘導方針の類型化

－誘導方針と目指すべき都市構造・誘導区域の対応関係に着目して

○成澤　拓実¹、鳥井原　遼¹、塩崎　洸¹、浅見　泰司¹ (1. 東京大学)

キーワード：立地適正化計画、自然言語処理、Doc2Vec、誘導方針

本稿では、立地適正化計画における誘導方針と目指す都市構造・誘導区域との関係を明らかにするため、自然言語処理によるクラスタリングで誘導方針を分類し、各タイプの特徴を分析した。誘導方針は、駅中心型、非鉄道ネットワーク型、特殊型の3種類に分類された。駅中心型は、広い居住誘導区域を設定し、最大の拠点に都市機能を集中させる傾向があった。非鉄道ネットワーク型は、都市圏をつなぐ全体像を描き、居住誘導区域の範囲を狭め、多核的な都市構造を形成する傾向がある。