[P3-12] 感情・動作強度とオノマトペ
キーワード:オノマトペ、感情、動作
オノマトペは、感情や動作の態様といった感性情報を言語的に伝達する手段として用いられることから、感情と動作を伴うコミュニケーションに関した多様な利活用が期待される。本研究は、人の感情状態や動作を表現するオノマトペから感情や動作の様態・強度を推定するシステム構築に向け、感情・動作強度とオノマトペとの関連を調査した。調査では、6つの基本感情(喜び、怒り、悲しみ、恐れ、嫌悪、驚き)と6つの基本動作(あるく、とぶ、はしる、なげる、こぐ、わたす)のそれぞれについて、3段階(低中高)の強度を設定し、強度に応じた各種感情・動作を表現するオノマトペを収集するとともに、基本感情・動作の組み合わせ36種(感情・動作ともに強度は中程度で想定)のそれぞれを表現するオノマトペを収集し、分析・比較対照した。その結果、感情・動作及び強度の各種組み合わせと収集されたオノマトペとの間に特定の傾向を措定しうることが示唆された。
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