[P016] 小中一貫校・非一貫校における子どもの適応・発達(18)
共同体感覚に着目して
キーワード:小中一貫校、共同体感覚
本研究の目的は,小中一貫校と非一貫校における共同体感覚の比較を行うことであった。小中一貫校の4年から9年,非一貫の小学4年から6年および中学1年から3年を対象に調査を実施した。2要因分散分析を行ったところ,小学生版共同体感覚尺度3下位尺度のいずれにおいても,学校形態と学年との交互作用が有意であった。全体として4年から学年が上がるごとに共同体感覚は低下していき,7年または8年を底として,9年で上昇するが,その経過は一貫校と非一貫校との間で異なることが示唆された。