[P017] 小中一貫校・非一貫校における子どもの適応・発達(19)
リーダーシップに着目して
キーワード:小中一貫教育、リーダーシップ、横断研究
施設一体型小中一貫校9校1,308人,非一貫小学校17校1,469人,中学校7校2,370人を対象に,上村・鹿嶋(2017)を参考にしながら,独自に作成したリーダーシップ測定尺度(「主体性」「仲を取り持つ」「主張性」の3下位尺度(3項目ずつ))を実施し,小中一貫校と非一貫校の4年生から9年生の得点を比較検討し,小中一貫校は4年生は非一貫校よりも得点が高いが,5・6・7年生は低いことを明らかにした。小中一貫校は9学年から構成されているために,小学校の上級学年にあたる児童がリーダーシップを発揮する機会が減少するために,このような結果が得られたものと考えられた。