[P064] 小学生に対する対話促進ツールを用いた協働学習の支援(3)
体験の振り返りを深める教師の指導とその効果
キーワード:リフレクション、経験学習モデル、ルーブリック
本研究では,小学生が体験から学ぶ力を伸ばすためのリフレクションワークの実践において,教師の指導を加えたことでの生徒の体験の振り返りの変化をルーブリックにより評価し,指導の効果を検討することを目的とした。小学校高学年一クラスに在籍する生徒36名を対象に,X-1年からX年にかけてリフレクションワークを4回×5セット実施した。5セット目では,教師から「感情と問い(自己内対話)を意識する」等の指導を行った。1年間のワークの効果と教師の指導の効果について,前後の感想シートの体験記述をルーブリックで評価した結果,教師の指導により体験記述レベルの変化が顕著に見られ,体験の振り返りが深まったことが示唆された。