ELR2022

講演情報

自由集会

[W-O] 自由集会O
自然資本を活用していくためのローカルガバナンス

2022年9月23日(金) 15:00 〜 17:00 小会議室303

【企画】朝波史香(国立大学法人徳島大学)・長谷川逸人(国立大学法人九州工業大学)

15:00 〜 17:00

[W-O] 自然資本を活用していくためのローカルガバナンス

【企画】朝波史香(国立大学法人徳島大学)・長谷川逸人(国立大学法人九州工業大学)

【趣旨】
 自然に対する働きかけの縮小(アンダーユース)により,生物多様性の損失,生態系サービスの量・質の低下,増えすぎた野生動物による食害など様々な課題が生じている.生態システムと社会システムとの狭間で生じているこうした課題の解決には,生態学的な研究が不可欠であるばかりでなく,法整備といったトップダウン的な施策と,地域自治組織や団体,多様なステークホルダーが我が事として意思決定に関わるボトムアップ的な仕組みを組み合わせ,協働していけるようにすること,すなわちガバナンスが不可欠である.
本自由集会では,身近な自然環境を活用していくための地域自治や協働による仕組みづくりについて,各地域での事例と課題について共有する.そして,関わるステークホルダーがそれぞれの力を活かし合えるルールや仕組み,意思決定,役割分担して協働していけるようなローカルガバナンスの構造とそれを作り上げるプロセスのあり方についてディスカッションする.

【主な内容】
■趣旨説明とローカルガバナンスのあり方(15分):朝波史香 (徳島大学 学術研究員)
■事例紹介(17分発表+3分質疑応答:計60分)
〇河本大地(奈良教育大学 准教授)
「グローバルな枠組みを活かしたローカルガバナンスの構築ージオパークの視点から見た地域と資源活用の展開ー」
〇豊田光世 (新潟大学 准教授)
「新潟県佐渡市の自然再生・環境保全における合意形成のプロセスデザインとガバナンスの展開」
〇長谷川逸人・朝波史香 (九州工業大学 博士後期課程・徳島大学 学術研究員)
「福岡県福津市の海岸マツ林と里山での保全活動におけるガバナンス比較」
■総合討論(40分)
〇富田涼都(静岡大学 准教授):コメンテーター(コメント、10分)
〇長谷川、河本、豊田、朝波
〇ファシリテーター:朝波
■総括(5分)
鎌田磨人 (徳島大学 教授)

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