[KSY-04] 私が考える老年歯科医学における人材育成
高齢化による社会構造の変化により,歯科を取り巻く環境も変化している。平均余命の延伸により,健康長寿を見据えた長期的な口腔衛生・機能管理が必要となる。一方,多障害,多疾患を有する高齢者が増加し,外来患者の基礎疾患に注意することも増え,身体,精神障害や後遺症への対応も増加するであろう。訪問歯科診療では,食支援や他職種連携も必須である。つまり,高齢者歯科医療では,従来型のジェネラリストやスペシャリストではなく,幾つかのスペシャリティを有したジェネラリストや,他の専門職種と繋がりを持てるスペシャリストなど,新しいタイプの歯科医療者が活躍できる時代になると思われる。一方,グローバル化が進む中で,海外への情報発信も本学会の重要な役割となるであろう。個々の研究者による論文公表はもとより,学術団体として海外の関連学会とのインタラクティブなコミュニケーションを積極的に行うことで日本からの情報発信を強化していく戦略が今後必要であると考える。今回私は,本学で行っている臨床,研究活動を通した私が考える老年歯科医学の歯科医療者人材育成についてお話ししたいと思う。(COI開示:なし)
人材育成
逆T字型
https://data.wingarc.com/j-type-20399/2
https://abe-yousuke.net/post-549/
I字型人材:1つの特定分野を極めた人材。
T字型人材:特定分野を極めており、それ以外の分野にも幅広い知見を持つ人材。
π型人材:2つの専門性を持っている人材。
H字型人材:強い専門性が1つあり、他人の専門性とを横軸で繋げられる力がある人材。
(すなわち、他者との関係性から「H」を作ることのできる人材。)
人材育成
逆T字型
https://data.wingarc.com/j-type-20399/2
https://abe-yousuke.net/post-549/
I字型人材:1つの特定分野を極めた人材。
T字型人材:特定分野を極めており、それ以外の分野にも幅広い知見を持つ人材。
π型人材:2つの専門性を持っている人材。
H字型人材:強い専門性が1つあり、他人の専門性とを横軸で繋げられる力がある人材。
(すなわち、他者との関係性から「H」を作ることのできる人材。)