GISA & IAG'i 2023

講演情報

口頭発表(GISA)

防災2

2023年10月29日(日) 09:00 〜 10:40 D会場 (C-201 C棟2階)

座長: 沖 拓弥 (東京工業大学)

09:20 〜 09:40

[D6-02] 千島海溝沿岸自治体における津波防災対策の現状と課題-北海道釧路市を事例として-

*奥野 祐介1、橋本 雄一2 (1. 北海道大学大学院文学研究科、2. 北海道大学大学院文学研究院)

キーワード:津波防災, 津波浸水想定区域, 北海道釧路市

本研究は,千島海溝沿岸自治体の一つである北海道釧路市における津波防災対策の現状を分析し,課題を明らかにすることを目的とする.釧路市が位置する北海道太平洋沿岸部では,独自の津波浸水シミュレーションを実施した2012年と,津波防災地域づくりに関する法律に基づき,あらためてシミュレーションを実施した2021年に津波浸水想定区域が北海道から公表され,津波防災対策の再検討が進められている.釧路市における現在までの発展過程と,2021年公表の津波浸水想定区域を踏まえた現状の津波防災対策とを重ね合わせた分析を行った結果,現状の津波防災対策の課題が明らかとなり,さらなる津波防災対策検討の必要性が示唆された.