防災２

[D6-04] 低コストで運用可能な地域情報共有WEBハザードマップシステム作製の試み

*嘉山 陽一¹ (1. 朝日航洋株式会社)

キーワード：ハザードマップ, 低コスト運用, オープンソース

近年,自然災害の頻発が深刻な社会問題となっており,地域住民が自身の居住地域で起こる可能性のある災害情報を正確かつ迅速に把握することが極めて重要ある.本論文では,この課題に焦点を当て,低コストで運用可能な地域情報共有WEBハザードマップシステムの作製に関する試みを報告する.
従来の高価なシステムに比べ,本システムではオープンソースの地理情報システムツールとウェブテクノロジーを組み合わせ,低コストかつ手軽に運用できる仕組みを提案するまた地域住民自身が容易に災害対策用資材や施設情報を更新・編集できる機能を導入し,情報の正確性を確保する.
レスポンシブルデザインを採用することで,スマートフォンやタブレットからも利用できるようにする.本システムを利用することで紙やPDFでのハザードマップ利用よりも利便性が高い災害情報へのアクセスを実現し地域全体の災害への備えを強化することが期待される.