12:20 〜 12:40
[D7-05] 航空機搭乗シミュレーションを用いた効率的な搭乗方法に関する基礎的検討
キーワード:搭乗方法, 搭乗者モデル, 混雑分布, 搭乗所要時間, シミュレーション
航空機の定時出発を実現する要件の一つとして搭乗者の搭乗所要時間の短縮が求められている.搭乗時の荷物の上げ下ろしや座席位置の確認など,一部の搭乗者の立ち止まりが狭い通路空間を閉塞させることで,搭乗所要時間に遅延が発生している.搭乗所要時間の短縮を実現するためにはどのような場所や要因により遅延が発生するのかを明らかにし,これらを解消することで搭乗所要時間の短縮を図るための合理的な方法が求められている.
本稿では機内へ進入してから着席するまでの搭乗者の行動をビデオカメラで観測し,搭乗者の行動に備わる基礎的特性を把握した上で,航空機内における搭乗者の行動を記述するシミュレーションモデルを構築した.様々な搭乗方法を想定したシミュレーションを実行し,機内での混雑分布と着席完了時間などについて評価することで搭乗所要時間の短縮を図るための効率的な搭乗方法について検討した.
本稿では機内へ進入してから着席するまでの搭乗者の行動をビデオカメラで観測し,搭乗者の行動に備わる基礎的特性を把握した上で,航空機内における搭乗者の行動を記述するシミュレーションモデルを構築した.様々な搭乗方法を想定したシミュレーションを実行し,機内での混雑分布と着席完了時間などについて評価することで搭乗所要時間の短縮を図るための効率的な搭乗方法について検討した.