GISA & IAG'i 2023

講演情報

口頭発表(GISA)

居住

2023年10月29日(日) 11:00 〜 12:40 E会場 (C-301 C棟3階)

座長: 桐村 喬 (京都産業大学)

11:40 〜 12:00

[E7-03] 世帯単位の将来人口分布を推計する人口分布予測モデルのモデル改善について

*小俣 博司1、中川 貴滋2、関本 義秀1 (1. 東京大学空間情報科学研究センター、2. Pacific Spatial Solutions 株式会社)

キーワード:予測モデル, 人口分布, 地域分析, 世帯

人口減少、インフラの老朽化を踏まえ、地方自治体では立地適正化計画など都市のコンパクト化が検討されている。将来のまちづくり政策を検討する上では、精細な人口・世帯分布の将来予測が重要である。国立社会保障・人口問題研究所が全国で整備している将来予測は、性別・5歳階級別人口で市町村単位、家族類型別世帯数で都道府県単位のみであり、将来予測としては決して細かくはない。そこで本研究では、Kajiwara et. al (2022)が構築した「世帯単位で将来人口分布を推計するエージェントベースのモデル」を検証し、小地域単位での「施設等の世帯」や合算地域の「世帯数や人口」の人口分布予測モデルを改善することで、推定結果が大幅に改善された。