第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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シンポジウム

[SY3] 重症患者の症状緩和と看護

Sat. Jun 11, 2022 12:20 PM - 1:40 PM 第1会場 (国際会議場 メインホール)

座長:片山 雪子(榊原記念病院)
   大山 祐介(長崎大学生命医科学域保健学系)
演者:加藤 茜(信州大学医学部保健学科)
   櫻本 秀明(日本赤十字九州国際看護大学)
   北山 未央(金沢医科大学病院)
   星野 晴彦(国際医療福祉大学 成田看護学部)

1:00 PM - 1:20 PM

[SY3-03] せん妄を発症した患者の体験から緩和方法を学ぶ

○北山 未央1 (1. 金沢医科大学病院)

Keywords:せん妄予防、苦痛緩和、患者・家族の語り

2013年にPADガイドライン、2018年にPADISガイドラインが公表され多くの施設でせん妄評価、せん妄予防対策が実施されていることだろう。当院でも2016年からせん妄評価、せん妄予防バンドルを導入し7年が経過した。文献をもとにバンドルの内容を検討し、さまざまな取り組みを行なってきた。私たちはせん妄予防とせん妄から生じる苦痛が緩和できると信じ実践してきた。しかし、これらは常に看護師の視点で考えており、患者の立場になったとき、本当に苦痛が緩和できたかどうかを検討したことがなかった。
今回のセッションでは治療中にせん妄を発症し克服した患者とその家族の語りから、本当に効果的な緩和方法は何かについて考えていきたい。