一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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[P] ポスター発表
P05:感覚・運動(視覚、聴覚、不器用)

[P05-01] STEF(簡易上肢機能検査)を用いたアーレンシンドローム者のカラーレンズ有無条件下での比較パイロット研究

〇小園 侑理愛1、佐藤 七瀬1,2、新井 里依2、角田 茉里恵2、熊谷 恵子3 (1. 筑波大学人間総合科学研究科、2. 筑波大学心理・発達教育相談室、3. 筑波大学人間系)

キーワード:アーレンシンドローム、運動機能、視覚認知

アーレンシンドロームは光過敏を主訴とした視知覚の障害である。主な症状として、光への過敏や読み書きの困難が挙げられるが、症状の原因については未だ不明な点が多い。現在は症状の改善手段として、カラーレンズの着用が推奨されている。本研究では、カラーレンズの効果について調べるために、STEF(簡易上肢機能検査)を用いてアーレンシンドローム者の物体に対する認識力についての検討を行った。その結果、今回測定を行ったアーレンシンドローム者12名のうち10名が健常者の年齢階級別最低得点よりも低い結果となった。カラーレンズの着用で9名の得点に向上が見られ、下位検査10のうち1つ以外全てで物品の操作速度の向上が見られた。

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