第27回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2023)

セッション情報

チュートリアル

[TS9] チュートリアル9
HL7 FHIRハンズオン:Pythonを利用しFHIR REST APIを操作する

2023年6月29日(木) 16:00 〜 18:00 第4会場 (会議場B1 2/3)

オーガナイザー:土屋 喬義(一般社団法人日本Mテクノロジー学会)
座長:土屋 喬義(一般社団法人日本Mテクノロジー学会)、本多 正幸(一般社団法人日本Mテクノロジー学会)

主催:一般社団法人日本Mテクノロジー学会

次世代医療標準であるHL7 FHIRは、HL7規格として初めてWebを前提とした仕様を採用したことにより、実装性と運用性に優れた規格であることが注目されている。これまで我が国ではFHIRアプリケーションのオープンな開発環境に乏しいことが課題となっていたが、2022年11月に日本版仕様であるJP Coreのver1.1.1がリリースされたほか、同12月にはFRUCtoS Japanが公開しているFHIRサーバである「OpenFRUCtoS」もver 2.0へのメジャーアップデートがあり、準備が整いつつある。本チュートリアルでは、「HL7 FHIRの最もモダンな部分」と評されるRESTの利用に際して、RESTの基礎知識について確認したのち、FHIRにおけるREST APIの利用方法について詳しく解説する。その後、実際のFHIRサーバを利用したハンズオンを通して、Pythonを利用した入出力プログラム作成、およびWebアプリケーションの実装を体験し、FHIR REST APIの基本的な操作方法を理解することを目標とする。
ハンズオンでは、FHIRサーバに対してREST APIを利用したデータ入出力を、Python環境を用いて体験する。FHIRサーバには各RESTfulインタラクションが用意されており、データの入出力は基本的にhttp通信によって送受信することができる。ここでは日本医療情報学会課題研究会・FHIR研究会が用意するFHIRサーバを利用し、FHIRデータをREST APIで利用される各メソッド(GET/POST/PUT/PATCH/DELETE)で操作するプログラムを、参加者自身の環境で実装する。また、応用編としてPythonにおいてflaskやpdfを操作するモジュールを用い、Webアプリケーションとして生成された文書をpdf表示・保存するプログラムの作成についても紹介する。
本チュートリアルは”中級編”の位置づけのハンズオンであり、Pythonの操作について、環境構築や基本的なプログラムの実行手順など初歩的な取り扱いを理解している受講者を対象とする。なお、プログラムは動作確認した完成版を合わせて配布するので、プログラムを実行したことがある方なら参加可能で、また聴講のみであれば誰でも受講できる。受講者にはチュートリアル実施に必要な資料やプログラムを事前に配布し、インストール等の事前準備をお願いする。

×

認証

オンライン視聴・抄録パスワード認証
オンライン視聴や抄録の閲覧には閲覧用パスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワードは、2023年6月27日(火)正午に配信します。

×

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン