コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/自然治癒・自己治癒

混和材料Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (第3リハーサル室)

[1016] 高炉スラグ高含有セメントを用いた土木用コンクリートの硬化性状の検討

座長(土木):檀康弘
座長(建築):鹿毛忠継
講演者:井上友1, 橋本学1, 齊藤和秀2, 井上和政3
(1.鹿島建設 2.竹本油脂 3.竹中工務店)

キーワード:air permeability, blast furnace slag, cement which contains a large amount of blast furnace slag, evaluation of construction performance maturity, porosity, 高炉スラグ微粉末, 高炉スラグ高含有セメント, 積算温度, 透気係数, 細孔径分布

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セメント・コンクリートのエネルギーとCO2の削減を目的とした高炉スラグ高含有セメントを用い,セメント・コンクリートのエネルギーとCO2の削減を目的とした高炉スラグ高含有セメントを用いた,土木用コンクリートを対象として実大試験体を施工し,冬期および夏期における硬化性状の検討を行った。コンクリートのフレッシュ性状については,冬期,夏期ともにブリーディングに関してはほとんど生じないことを確認した。硬化性状について,供試体による比較では強度と積算温度に相関が認められ,試験体による比較では,スランプが冬期よりも大きい夏期配合において圧密効果により下層に従い強度が増進する傾向が認められた。また,透気試験,細孔径分布の結果より冬期,夏期配合ともに表層部において密実なコンクリートが施工されていることを確認した。