コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/自然治癒・自己治癒

混和材料Ⅲ

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:00 第7会場 (第3リハーサル室)

[1027] 暴露試験と促進試験による混和材を用いたコンクリートの中性化抵抗性の評価

座長(土木):藤井隆史
座長(建築):濱幸雄
講演者:中村英佑1, 石井豪2, 渡辺博志1
(1.土木研究所 2.プレストレスト・コンクリート建設業協会)

キーワード:accelerated carbonation test, carbonation, exposure test, fly ash, ground granulated blast furnace slag, フライアッシュ, 中性化, 促進中性化試験, 暴露試験, 高炉スラグ微粉末

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
高炉スラグ微粉末あるいはフライアッシュの混合率の異なるコンクリート供試体を製作して暴露試験と促進中性化試験を行い,試験結果の差について検討した。屋内外での約20ヶ月間の暴露試験と促進試験で得られた中性化速度係数は比例関係にあったが,雨掛かりのある屋外に暴露した供試体の中性化深さは促進試験で得られた推定値より小さくなる傾向にあった。また,中性化速度係数は材齢28日の圧縮強度と概ね相関関係にあった。ただし,圧縮強度が同程度でも,混和材の混合率が高くセメント使用量の少ない供試体は促進試験で得られる中性化速度係数が大きく,脱型後の湿潤養生期間の影響を受けやすくなった。