コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/自然治癒・自己治癒

混和材料Ⅲ

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:00 第7会場 (第3リハーサル室)

[1030] 複数の環境に約2年間曝露した低炭素型のコンクリートの強度と耐久性

座長(土木):藤井隆史
座長(建築):濱幸雄
講演者:荻野正貴1, 大脇英司1, 白根勇二2, 中村英佑3
(1.大成建設 2.前田建設工業 3.土木研究所)

キーワード:CO₂排出削減, concrete, durability, exposure test, fly ash, ground granulated blast furnace slag, reduction of CO₂ emissions, コンクリート, フライアッシュ, 曝露試験, 耐久性, 高炉スラグ微粉末

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
高炉スラグ微粉末などの混和材を多量に使用したコンクリートは環境負荷低減の観点から有用だが,普通コンクリートと比べて初期の強度発現が遅い,中性化速度が速い場合がある。CO2排出量を70~85%削減した低炭素型のコンクリートについて,水結合材比を45%と一定としセメントと混和材の種類や使用量を変えることによる初期強度発現性,および中性化や塩分浸透に対する抵抗性の向上効果を,室内試験と国内3地点での曝露試験により検討した。早強セメントの使用により,初期強度発現性が増大し,実環境での中性化の進行も抑制できた。低炭素型のコンクリートの塩害抵抗性は普通コンクリートより優れていた。