コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/自然治癒・自己治癒

混和材料Ⅲ

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:00 第7会場 (第3リハーサル室)

[1033] 海洋環境下に暴露したCaO・2Al2O3混合コンクリートの塩害抵抗性に関する基礎的研究

座長(土木):藤井隆史
座長(建築):濱幸雄
講演者:福留祐一, 武若耕司, 山口明伸, 坂井公輔
(鹿児島大学)

キーワード:カルシウムアルミネート, ハイドロカルマイト, 塩分浸透特性, 鉄筋腐食, 鉄筋自然電位, フリーデル氏塩

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塩害抵抗性向上を目的としてCaO・2Al2O3微粉末を混合したコンクリートの実環境における塩害抵抗性を始めとする耐久性能について把握するために,塩分浸透特性および鉄筋腐食性状について海洋暴露試験を実施し,中性化特性については促進試験により検討した。その結果,普通セメントコンクリートにCaO・2Al2O3を混合した場合,高炉スラグ微粉末を用いたものほどではないものの,塩分浸透抑制効果および防食効果は向上し,中性化抵抗性に大きく影響しなかった。よって,CaO・2Al2O3を混合することで,普通セメントコンクリートの中性化抵抗性を大きく阻害することなく,塩害抵抗性を改善できることが確認された。