強度・力学的性質Ⅱ

[1054] 粗骨材の容積比を変えたコンクリートの応力-ひずみ曲線に関する一考察

座長(土木)：柳井修司
座長(建築)：橋田浩
講演者：大林賢人¹, 中田善久¹, 大塚秀三², 春山信人³ (1.日本大学 2.ものつくり大学 3.フジミ工研)

キーワード：aggregate by the two-phase analysis, coarse aggregate, compressive strength, concrete, mortar, static modulus of elastisity, コンクリート, モルタル, 圧縮強度, 粗骨材, 複合理論, 静弾性係数

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本研究は，水，セメントおよび細骨材の構成割合を一定として粗骨材の容積比を変えたコンクリートの応力－ひずみ曲線を調べ，粗骨材と母材モルタルの応力－ひずみ曲線との関係を明らかにするために行った。その結果,同一応力時における岩石とモルタルのひずみから算出したコンクリートのひずみの推定値は，実験値と概ね一致することを示した。このことから，粗骨材の容積比を変えたコンクリートとコンクリートをウエットスクリーニングしたモルタルの応力－ひずみ曲線から粗骨材の静弾性係数を推定できる可能性を見出した。