コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅱ

2014年7月10日(木) 13:15 〜 15:15 第3会場 (第2小ホール)

[1110] 反応性骨材を用いた暴露供試体の長期劣化

座長(土木):岸利治
座長(建築):一瀬賢一
講演者:上原伸郎1, 幸左賢二2, 上園祐太2
(1.住友大阪セメント 2.九州工業大学)

キーワード:ASR, outdoor exposure, ASR, 屋外暴露, ひび割れ, 経時変化, crack, long-term measurement

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
反応性骨材を用いた複数の鉄筋コンクリート供試体を1.5年から5年間の長期暴露に供し,コンクリートの外観および内部ひび割れを詳細に目視観察することで,外観劣化と内部劣化のそれぞれの特徴と連続性について検討を行った。その結果,外観ひび割れは鉄筋拘束の方向に依存しながら長さを増すことで進展し,内部ひび割れは,劣化が大きく進んだ場合でも骨材粒子界面,および内部に発生するものが主要であった。内部から外観に連続するひび割れは,劣化の進行とともに鉄筋曲げ加工部に対して約45°の角度をもったひび割れが卓越する傾向を示し,鉄筋外側では曲げ戻しに起因すると考えられる付着切れが認められた。