コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅳ

2014年7月11日(金) 11:00 〜 12:30 第3会場 (第2小ホール)

[1125] 貼付型保水・保温養生シートを用いた長期間養生がコンクリートの耐久性に与える影響

座長(土木):片平博
座長(建築):野口貴文
講演者:田中博一1, Quoc PHAN1, 皆川浩2, 久田真2
(1.清水建設 2.東北大学)

キーワード:carbonation, chloride ion, long-term curing, surface air-permeability, surface water-permeability, water retentive and thermal concrete curing tape, 中性化, 塩化物イオン, 表面透気:表面吸水, 貼付型保水・保温養生シート, 長期間養生

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長期間養生が可能な貼付型保水・保温養生シートを用いた養生がコンクリートの耐久性に与える影響を定量的に把握するため,養生期間および環境条件を要因として検討した。その結果,貼付型保水・保温養生シートを用いて長期間養生を行うことで,コンクリート表層の緻密性が向上し,表面透気性,表面吸水性が低下すること,中性化速度係数および塩化物イオン浸透深さが小さくなることを明らかにした。さらに,長期間養生によるコンクリートの耐久性向上を非破壊で評価するには,表面透気試験よりも表面吸水試験の方が適している可能性があることを明らかにした。