コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » アルカリシリカ反応

アルカリシリカ反応

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第4会場 (54会議室)

[1175] 北陸地方の代表的骨材に対するフライアッシュと高炉スラグ微粉末によるASR抑制効果の比較検討

座長(土木):服部篤史
座長(建築):西脇智哉
講演者:中島隆甫, 山戸博晃, 久司成利, 広野真一
(金沢大学)

キーワード:ASR, 偏光顕微鏡観察, 分級フライアッシュ, 抑制効果, 高炉スラグ微粉末

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
北陸地方には火山岩系の地層が広く分布しており,その地域の骨材が使われたコンクリート構造物にはアルカリシリカ反応が発生し,いまだに収束していない。本研究では,北陸地方の代表的な骨材の岩石学的調査を実施するとともに,骨材のアルカリシリカ反応性を化学法(JIS A1145)にて調べた。さらに,モルタルバー法(JIS A1146)と促進モルタルバー法(ASTM C1260)によりフライアッシュと高炉スラグ微粉末によるアルカリシリカ反応の抑制効果を比較検討した。その結果,すべての反応性骨材に対して,普通ポルトランドセメントに対するフライアッシュの15%置換によるASR抑制効果の優位性を確認できた。