[1290] 中流動の重量コンクリートを用いたボックスカルバートの力学的挙動と表面遮水性能への振動締固めによる影響
キーワード:box culvert, heavy-weight aggregate, radiation shielding concrete, self healing, surface water-permeability test, ボックスカルバート, 自己治癒, 表面透水試験, 遮蔽用コンクリート, 重量骨材
論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
*大会会期中のみ閲覧可能です。
密度が4.0g/cm3を超える金属スラグ系重量骨材を用いて設計した重量コンクリートを用いてボックスカルバートを実機プラントにて作製した。施工性を考慮して流動性の高い配合とし,振動締固め時間を変化させた時の材料分離が,製品としての力学的特性と,表層部の遮水特性に与える影響を検討した。その結果,膨張材を併用して中流動コンクリートとした今回の配合では,振動時間を通常の2~10倍程度与えても,外圧試験による力学的挙動への影響はほとんどなかった。一方で表面遮水性能は型枠頂面近傍で低下した。外圧試験で表層部に生じた0.2mm程度の微細ひび割れは,外部からの水分供与により自己治癒性能を示した。