コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » リサイクル/サステナビリティ(環境側面)

リサイクルⅠ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第7会場 (第3リハーサル室)

[1297] 製鋼スラグ骨材と鋳物廃砂を用いたコンクリート漁礁に関する研究

座長(土木):堀口賢一
座長(建築):黒田泰弘
講演者:吉野公1, 黒田保1, 鳥羽功2, 松原雄平1
(1.鳥取大学 2.ティーアイ環境開発)

キーワード:fishing reef, foundry sand, grow of marine plant, steel slagsteelmaking slag, 漁礁, 生物付着性, 製鋼スラグ, 鋳物廃砂

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本研究は,産業副産物である製鋼スラグと鋳型に用いられた後に廃棄される鋳物廃砂の有効利用を目的として行ったものである。これらは鉄分を含むことからこれらを骨材として用いたコンクリート漁礁は藻場造成機能である海藻付着が増加する可能性がある。研究の結果,粗骨材に製鋼スラグ,細骨材に製鋼スラグと鋳物廃砂を容積比で5:5に混合したものを用いた場合に,普通のコンクリートと同程度の単位水量でコンクリートが製造可能であり,普通のコンクリートに比べ,海藻の付着性状が良好なことが確認された。