耐震一般Ⅱ／耐震診断

[2103] 軸方向鉄筋の内側に円形帯鉄筋を配置した壁式橋脚の短辺方向における正負水平交番載荷実験

座長(土木)：稲熊弘
座長(建築)：西村康志郎
講演者：西村脩平, 門真太郎, 阿部紗希子, 田附伸一 (東日本旅客鉄道)

キーワード：deformation capacity, inside spiral reinforcement, reversal cyclic loading test, Wall pier, 内巻き帯鉄筋, 壁式橋脚, 変形性能, 正負水平交番載荷実験

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既往の研究において，鉄筋コンクリ－ト柱の軸方向鉄筋の内側に円形のスパイラル状に加工した帯鉄筋を配置することにより，柱の変形性能が向上することが確認されている。しかし，既往の研究で用いられている供試体の断面は，長短辺比2：1までであり，長短辺比3：1程度の長方形断面を有する供試体では実施されていない。本実験では，長短辺比の大きな壁式橋脚を模擬した供試体を用いて，軸方向鉄筋の内側に円形のスパイラル状に加工した帯鉄筋を部材の基部に配置し，正負水平交番載荷実験を行った。その結果，長短辺比の大きな壁式橋脚においても変形性能が向上することを確認した。