コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 既存構造物の調査

既存構造物の調査

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第8会場 (国際会議場)

[2214] RC高架橋スラブ下面の中性化速度係数の空間分布特性

座長(土木):蔵重勲
座長(建築):塩屋晋一
講演者:松岡弘大, 曽我部正道, 仁平達也, 川村佳英
(鉄道総合技術研究所)

キーワード:2D Fourier transform, 2変量フーリエ変換, distribution characteristic, neutralization depth, RC viaduct slab, RC高架橋スラブ, spatial power spectrum, 中性化深さ, 分布特性, 空間パワースペクトル

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ひび割れや剥離・剥落の劣化予測を実務へと適用していくためには,中性化進行が隣接地点で類似する空間的な類似性(空間分布特性)を考慮することが重要である。本研究ではRC高架橋スラブ下面における中性化進行の空間分布特性を明らかにするために,実態調査および空間スペクトル分析を実施した。その結果,(1)中性化速度係数の変動の空間パワースペクトルは右肩下がりであり,その傾きは両対数軸上で概ね-0.842であること,(2)同様の傾きで両対数軸上の切片を95%信頼域上限となるよう設定した提案式は,中性化速度係数の線的,面的な変動傾向をともに安全側かつ良好に再現可能であることを確認した。