[1019] 早強セメントをベースセメントとした養生条件が異なるフライアッシュコンクリートの物性
キーワード:carbonation, chloride ion concentration, compressive strength, curing temperature, fly ash, high early strength cement, initial strength, フライアッシュ, 中性化, 初期強度, 圧縮強度, 塩化物イオン濃度, 早強セメント, 養生温度
フライアッシュコンクリートの初期強度改善を目的として,早強セメントをベースセメントとしたフライアッシュコンクリートを作製し,基礎物性を評価した。フライアッシュ置換率を0,20,30%,養生方法を水中養生,封緘養生とし,養生温度を5,10,20℃として,各種要素が強度,耐久性に与える影響を評価した。フライアッシュコンクリートを早強セメントベースとすることにより,脱型強度に達する材齢を短縮することが可能であること,中性化抵抗性の改善が可能であること,普通セメントベースのフライアッシュコンクリートの塩化物イオン浸透抵抗性と同程度であることが確認できた。