コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

混和材料Ⅱ

2015年7月14日(火) 13:15 〜 15:00 第7会場 (1F 102号室)

[1023] C-S-H系早強剤が高炉セメントを使用したコンクリートの強度発現性に及ぼす効果

座長(土木):丸岡正知
座長(建築):寺西浩司
講演者:井元晴丈1, 花房賢治1, 小泉信一1, 杉山知巳1
(1.BASFジャパン建設化学品事業部)

キーワード:compressive strength, C-S-H type accelerator, C-S-H系早強剤, hydration, pore size distribution, setting, slag cement, 凝結, 圧縮強度, 水和反応, 細孔径分布, 高炉セメント

C-S-H系早強剤が高炉セメント(B種)を使用したコンクリートの凝結・硬化性状に及ぼす影響について検討した。C-S-H系早強剤の添加により,凝結が促進され初期強度発現性が向上した。さらに,標準養生条件においては,材齢7日以降の長期強度発現性もC-S-H系早強剤の添加により向上した。高炉セメントの水和反応を解析した結果,C-S-H系早強剤の添加で高炉スラグの初期水和は促進されたが,長期的な反応は,無添加と同等であった。高炉スラグの反応が同等である標準養生の材齢91日においても,細孔経分布はC-S-H早強剤の添加により径が小さい方にシフトし,緻密化していることが確認された。