コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ/物性一般

収縮・クリープⅠ

2015年7月14日(火) 10:15 〜 12:00 第10会場 (1F 105号室)

[1058] 骨材粒径を考慮したコンクリートの乾燥収縮ひずみの予測手法に関する一考察

座長(土木):宮澤伸吾
座長(建築):三島直生
講演者:山田一徳1, 中村士郎1, 小田部裕一1, 寺西浩司2
(1.住友大阪セメントセメント・コンクリート研究所 2.住友大阪セメントセメント・コンクリート研究所)

キーワード:aggregate, concrete, Drying shrinkage, early prediction, particle size, theory of conposite material, コンクリート, 乾燥収縮, 早期予測, 粒径, 複合則理論, 骨材

収集した9種類のコンクリート用骨材の物性値から,複合則理論を用いてコンクリートの乾燥収縮ひずみを予測した。その結果,予測値と実測値の差が約100×10-6以上生じるケースがあった。また,粒径の異なる骨材が骨材自身およびコンクリートの乾燥収縮ひずみに及ぼす影響を検討した。その結果,コンクリートの乾燥収縮ひずみは,細骨材粒径による影響が大きいことが分かった。さらに,複合則理論の入力値の一つであるセメントペーストの乾燥収縮ひずみに対して細骨材粒径の影響を考慮して補正を行う予測式を提案した。提案した予測式によって,コンクリートの乾燥収縮ひずみの予測精度が向上する傾向にあった。