コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ/物性一般

収縮・クリープⅢ/物性一般Ⅰ

2015年7月14日(火) 15:30 〜 17:45 第10会場 (1F 105号室)

[1074] 貼付型保水・保温養生シートを用いた長期間養生によるコンクリートの耐久性向上に関する研究

座長(土木):高橋佑弥
座長(建築):山田一夫
講演者:齊藤亮介1, 田中博一2, 皆川浩3, 久田真4
(1.清水建設技術研究所 建設基盤技術センター 2.清水建設技術研究所 社会システム技術センター 3.東北大学工学研究科土木工学専攻 4.東北大学工学科研究科土木工学専攻)

キーワード:carbonation, chloride ion, long-term curing, pore diameter, scaling, water retentive and thermal concrete curing tape, スケーリング, 中性化, 塩化物イオン, 細孔径, 貼付型保水・保温養生シート, 長期間養生

貼付型保水・保温養生シートを用いた長期間養生がコンクリートの耐久性に与える影響を定量的に把握するため,養生方法および養生期間を試験要因として検討した。その結果,貼付型保水・保温養生シートを用いて長期間養生を行うことによって,セメントの水和反応が進行して緻密性が向上し,表面透気性や表面吸水性が低下すること,中性化,塩化物イオン浸透およびスケーリングに対する抵抗性が向上することを明らかにした。