コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ/物性一般

物性一般Ⅲ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:00 第10会場 (1F 105号室)

[1084] 各種微粉末を添加した高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートのフレッシュおよび硬化物性

座長(土木):岡崎慎一郎
座長(建築):陣内浩
講演者:中村好裕1, 齊藤和秀2, 吉澤千秋3, 吉田亮4
(1.名古屋工業大学学生 2.竹本油脂第三事業部 3.JFEミネラル製鉄関連事業部 4.名古屋工業大学社会工学専攻 助教)

キーワード:blast furnace slag aggregate, admixure, water content per unit volume:hardened concrete property, fresh concrete property, 高炉スラグ細骨材, 混和材, 単位水量, 硬化物性, フレッシュ性状

微粉末の添加が高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートのフレッシュ性状や硬化性状に与える影響について検討を行った。本研究では,高炉スラグ細骨材を細骨材全体容積のうち75%使用したコンクリートに対して,微粉末(フライアッシュ,高炉スラグ微粉末,石灰石微粉末,シリカサンド)を5,10,15%の割合で置換し,コンクリートの諸物性(フレッシュおよび硬化物性)を比較した。その結果,硬化物性には微粉末の反応性の有無に起因する違いが見られ,強度発現性,乾燥収縮抵抗性ではフライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を添加した配合に,中性化抵抗性では高炉スラグ微粉末を添加した配合に優位性が確認できた。