コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/塩害

非破壊検査・診断Ⅲ

2015年7月14日(火) 15:30 〜 17:30 第1会場 (2F 国際会議室)

[1294] X線CT画像を用いたコンクリート内部のひび割れ特性評価

座長(土木):鎌田敏郎
座長(建築):古賀一八
講演者:山岸俊太朗1, 鈴木哲也2, 森井俊広2
(1.新潟大学自然科学研究科 2.新潟大学自然科学系(農学部))

キーワード:2値化画像, binarization image, concrete, crack damage, x-ray computed tomography method, X線CT法, コンクリート, ひび割れ損傷

既設構造物の維持管理には,構造材料に内在するひび割れ損傷の可視化および定量的評価が不可欠である。本論では,ひび割れ損傷が顕在化したコンクリート・コアにX線CT計測を適用し,空隙構造の形状と空間的分布の両観点からひび割れ特性について検討する。解析的検討では,コンクリート・コア断面の2値化画像からひび割れの空隙外周長を抽出し,空間的分布を区画法における集中度指数から評価した。検討の結果,ひび割れ損傷の顕在化したコンクリート・コアでは,空隙外周長の増大と集中度指数の低下が確認された。