コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料)Ⅲ

2015年7月16日(木) 13:00 〜 14:45 第9会場 (1F 104号室)

[1323] ジオポリマーコンクリートの圧縮クリープに関する基礎的研究

座長(土木):杉橋直行
座長(建築):細川佳史
講演者:南浩輔1, 上原元樹2, 梶田秀幸3, 舟橋政司4
(1.前田建設工業技術研究所 2.鉄道総合技術研究所材料技術研究部 3.前田建設工業技術研究所 材料研究室 4.前田建設工業技術研究所 材料研究室)

キーワード:autogeneous shrinkage, blast-furnace slag, carbon dioxide reduction, CO2削減, creep, drying shrinkage, fly ash, geopolymer, クリープ, ジオポリマー, フライアッシュ, 乾燥収縮, 自己収縮, 高炉スラグ

本研究では,圧縮強度70N/mm2級のジオポリマーコンクリートに対して,圧縮クリープ試験の適用を図ると共に,供試体表面にシールを施したシール供試体とアンシール供試体を用いて載荷後の乾燥収縮および自己収縮ひずみを計測し,水分の移動がクリープひずみに与える影響を確認した。その結果,載荷後410日における基礎クリープひずみは320×10-6程度となり,クリープ係数は0.39となった。一方,乾燥クリープひずみは30×10-6程度となり,水分移動がクリープひずみに与える影響は10%程度となった。また,構造利用への取り組みとして,得られた実験データを用いて対数関数によるクリープ曲線式を求めた。