コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 破壊力学/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

破壊力学/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクルⅠ

2015年7月16日(木) 10:00 〜 12:00 第5会場 (3F 303号室)

[2220] 補強工法の違いによるRC造灯台の振動特性

座長(土木):中村光
座長(建築):楠浩一
講演者:日髙みなみ1, 青木孝義2
(1.コンステック技術研究所 2.名古屋市立大学芸術工学研究科)

キーワード:lighthouse, natural frequency, reinforcement method, steel jacketing, vibration mode, 固有振動数, 振動モード, 灯台, 補強工法, 鋼板巻き立て

航路標識として海の安全を守る重要施設である灯台は,台風や地震などの自然災害時においても機能し続けなければならないため,その耐震性が確保されていない場合には,耐震補強あるいは建て替えが必要となる。耐震診断時,あるいは耐震補強前には灯台の現状把握のための調査が行われているが,耐震補強後の検証が行われた例はない。そこで本稿では,鋼板による巻き立て工法が採用された灯台と補強されていない灯台の振動計測を実施することにより,振動性状の変化を推定した。その結果,補強工法の違いにより2次モードおよび3次モードの振動特性に変化が確認された。