[1007] 高炉スラグ細骨材を使用したコンクリートの凍結融解抵抗性に関する研究
キーワード:blast furnace slag sand, freezing and thawing resistance, limestone powder, 凍結融解抵抗性, 石灰石微粉末, 高炉スラグ細骨材
高炉スラグ細骨材を使用したコンクリートについて凍結融解抵抗性試験を実施した結果,高炉スラグ細骨材置換率を80%以上とすると300サイクル到達前に,相対動弾性係数が60%以下となることがわかった。そこで,高炉スラグ細骨材置換率80%および100%について石灰石微粉末を添加し粉体量を増加させる対策を行った。その結果、凍結融解抵抗性が増加する傾向にあった。また,この場合においても300サイクル到達前に相対動弾性係数が60%を下回った配合について,空気量を5-7%確保させた場合では,300サイクルで相対動弾性係数が80%以上となり,凍結融解抵抗性が改善された。