JCI Annual Convention in HAKATA

実行委員長の挨拶

 
JCI 年次大会(博多)へのお誘い
コンクリート工学年次大会2016(博多)


つよか・かたか・つかいよか・もつばい・きれかー
~ 五つ星 the コンクリート ~

 
実行委員長 佐藤嘉昭(大分大学教授)
 
 九州では4回目となる第38回コンクリート工学年次大会は「五つ星 the コンクリート つよか・かたか・つかいよか・もつばい・きれかー」をキャッチフレーズとして、7月6日(水)~8日(金)の3日間、福岡市博多区で開催いたします。そのキャッチフレーズのコンセプトですが、「五つ星」は日本初のクルーズトレインであるJR九州の「ななつ星」にちなんだもので、そのことから、今年の年次大会はJCI九州支部で開催されることを連想してもらうこと、そして、博多弁を使って開催地の福岡(博多)を明確にすることとでした。すなわち、「つよか」は強度を、「かたか」はヤング係数、「つかいよか」は流動性と施工性、「もつばい」は耐久性と靱性、「きれかー」はコンクリート構造物の美しさを表しており、五つ星(ファイブスター)には、コンクリートはこれらの点において優れた材料であるというメッセージも含まれています。実行委員会でこのキャッチフレーズに決めて、昨年7月の千葉大会懇親会で発表させていただきました。
 本大会の開催場所は前回の2008年(福岡)と同様に福岡市博多区の「福岡国際会議場」です。博多駅に近く、大変に便利なところです。懇親会も会場に隣接する福岡サンパレスホテル&ホールで行います。
 コンクリート工学講演会では660件の論文・報告が予定され、コンクリートに関する新たな知見が公表されるとともに、それに対する活発な意見交換を期待しています。コンクリートテクノプラザでは、73社の新技術の展示・解説に加えて、技術紹介セッションで最新技術の紹介が行われます。生コンセミナーでは、「持続可能な生コンのために:生コンから物申す」をキャッチフレーズに、九州における生コンの現状と将来をテーマとした基調講演とパネルディスカッションが行われます。特別講演会では、「九州を元気に!」と題して九州旅客鉄道(株)代表取締役社長の青柳俊彦氏に、そして「明治日本の産業革命遺産」と題して九州大学教授の藤原惠洋氏から講演を頂く予定です。見学会は、一日コースとして、(1)明治日本の産業革命遺産三池炭鉱万田坑(世界遺産)と筑後川、有明海沿岸の新旧インフラ構造物を巡ると(2)関門橋改修工事および北九州スタジアム建設工事現場見学、の2つを、そして、(3)博多まちめぐりの半日コースを計画しています。この機会に是非ご見学頂ければと思います。さらに、昨年開催された学生のための企画である「キング・オブ・コンクリート2016」を今年も実施することとし、コンクリート独楽のデザインおよび回転時間を競う競技を行うことを計画しています。
 以上のような企画で、博多大会が催されます。会期中は博多祇園山笠が行われており、市内各所には飾り山笠が展示されています。祭りの期間中ということもあり、また、最近は海外からの観光客が急増していることから、早目に宿泊の手配を済ませ、余裕のあるスケジュールで博多にお越しください。多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。