コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/強度・力学的性質

強度・力学的性質Ⅱ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第2会場 (5F 502号室)

座長:森濱和正(土木), 瀬古繁喜(建築)

[1059] φ25mmおよびφ33mmの小径コアを用いたコンクリートの圧縮強度の変動に関する一考察

山本大介1, 濱田秀則1, 佐川康貴1 (1.九州大学)

キーワード:Small-diameter core, Compressive strength, Coefficient of variation, Anti-friction loading, 小径コア, 圧縮強度, 変動係数, 減摩載荷

本研究では,φ25mmおよびφ33mmのコンクリート小径コアの圧縮強度に着目し,コア供試体の寸法や載荷方法(減摩載荷の有無)の違いが圧縮強度の変動に及ぼす影響について,実験的検討を行った。その結果,φ33mmで減摩載荷を行った場合に,最も圧縮強度の変動が小さいことが明らかとなった。また,小径コアの圧縮強度の許容誤差範囲を5.0N/mm2としたとき,これを満たすために必要となる供試体本数は4本~10本であり,その時に得られる試験値は,φ100mmのコアの強度に対し80~90%程度となることが分かった。