[1059] φ25mmおよびφ33mmの小径コアを用いたコンクリートの圧縮強度の変動に関する一考察
キーワード:Small-diameter core, Compressive strength, Coefficient of variation, Anti-friction loading, 小径コア, 圧縮強度, 変動係数, 減摩載荷
本研究では,φ25mmおよびφ33mmのコンクリート小径コアの圧縮強度に着目し,コア供試体の寸法や載荷方法(減摩載荷の有無)の違いが圧縮強度の変動に及ぼす影響について,実験的検討を行った。その結果,φ33mmで減摩載荷を行った場合に,最も圧縮強度の変動が小さいことが明らかとなった。また,小径コアの圧縮強度の許容誤差範囲を5.0N/mm2としたとき,これを満たすために必要となる供試体本数は4本~10本であり,その時に得られる試験値は,φ100mmのコアの強度に対し80~90%程度となることが分かった。