コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 物性一般

物性一般Ⅰ

2016年7月7日(木) 09:00 〜 10:30 第2会場 (5F 502号室)

座長:伊代田岳史(土木), 今本啓一(建築)

[1097] コンクリート中の気泡の空間分布の特徴と分布の再現

室谷卓実1, 古東秀文1, 五十嵐心一1, 山本瑞希1 (1.金沢大学)

キーワード:image analysis, point density, point process statistics, simulation, spacing factor, シミュレーション, 気泡間隔係数, 点密度, 点過程統計量, 画像解析

コンクリート中の気泡の空間分布および骨材が気泡の分布に与える影響を点過程統計量を用いて定量的に評価した。その結果,2次元断面内の気泡の点密度と3次元空間内の気泡体積率の間には正の相関関係があることが確認された。また,コンクリート中の気泡はセメントペーストマトリックス領域に点をランダムに発生させることでその分布を簡単に再現できるようである。さらに,点過程統計量から簡単に得られる気泡間隔の距離の特性値は従来の気泡間隔係数と良い相関性を有することが明らかになった。