コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐火性

耐火性

2016年7月6日(水) 15:45 〜 18:00 第3会場 (5F 503号室)

座長:丸屋剛(土木), 一瀬賢一(建築)

[1210] 200MPa級超高強度コンクリートを用いたRC柱の耐火性能

崔景喆1, 金圭庸1, NenadGucunski2, 金武漢1 (1.忠南大学校 2.Rutgers University)

キーワード:fire resistance performance, heat transfer analysis, ISO-834 standard heating curve, ISO-834標準加熱曲線, residual load, spalling, ultra high strhength concrete, 残存耐力, 熱伝達解析, 爆裂性状, 耐火性能, 超高強度コンクリート

超高強度コンクリートを用いた建築構造部材は高温を受ける場合,コンクリート内部の緻密な組織構造によって爆裂の発生や強度が低下するなどコンクリートの耐力が低下する。このため,建築構造部材の火災安全性を確保するためには残存耐力を確認する必要がある。本実験では,200MPa級超高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート(RC)柱に対してISO-834標準加熱曲線による3時間の加熱試験を行った。この結果,3時間加熱によって爆裂が発生し,26%の断面損失が生じたが,設計荷重の52%の耐力が残っていることが確認できた。また,高温材料特性を考慮し耐力を計算した結果,実際残存耐力の70%程度で予測できた。