コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震性能評価/地震被害

耐震性能評価Ⅰ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第7会場 (4F 414号室)

座長:長田光司(土木), 真田靖士(建築)

[2154] 過去の損傷がRC造建築物の地震応答に及ぼす影響

和賀一晟1, 菅野秀人2, 寺本尚史3, 西田哲也2 (1.アルテス 2.秋田県立大学 3.秋田工業高等専門学校)

キーワード:on-line pseudo-dynamic response, reinforced concrete building, seismic response, slip model, 鉄筋コンクリート造建築物 オンライン地震応答実験 応答推定 スリップモデル

曲げ型部材で構成される中低層RC建物を対象とし,過去の経験変位を更新する場合を想定し,地震動を2回入力したオンライン地震応答実験を行った。実験結果に対し,スリップ性状を考慮した復元力特性モデルを用いて時刻歴応答解析ならびに等価線形化法による応答推定を行い,これらの妥当性を検討した。使用した復元力特性モデルは武田スリップモデルに除荷時のスリップ性状を考慮したものであり,オンライン地震応答実験の結果の履歴形状ならびに最大応答変位を比較的精度良く推定することができた。