コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造Ⅲ

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:30 第10会場 (4F 402・403号室)

座長:平陽兵(土木), 貞末和史(建築)

[2207] 柱RC・梁Sとする梁貫通形式ト字形柱梁接合部の応力伝達機構と抵抗機構

西村泰志1, 永峰頌子2 (1.大阪工業大学 2.大和ハウス工業)

キーワード:steel beam - reinforced concrete column through beam type exterior joints stress transferring mechanism resistance mechanism evaluation of ultimate strength

著者らの提案した十字形接合部の応力伝達機構と抵抗機構をト字形接合部に応用することを試みた.十字形とト字形接合部のモデルは,支圧抵抗を除いて基本的に同じであり,応力伝達に及ぼす内部パネルと外部パネルとの間のねじり耐力が同じであれば十字形接合部で提案された耐力設計式をト字形接合部に直接応用することができる.このような観点から,鉄骨フランジ上下面にスリットを設けたト字形接合部を用いてねじり耐力を求めた結果,十字形接合部の場合とほぼ同じ結果となった.これらのことから,十字形接合部で提案された耐力設計式を用いて,ト字形接合部の耐力を評価できることが示された.