[1009] 混和材を高含有したコンクリートの強度性状に関する一考察
キーワード:experiment at the actual plant、ground granulated blast-furnace slag、maximum temperature、strength、strength correction value、実機試験、強度、最高温度、構造体強度補正値、高炉スラグ微粉末
本論文は,高炉スラグ微粉末の混合割合を70%超とした混和材を高含有したコンクリートを対象に,複数のレディーミクストコンクリート工場において実機試験を実施し,強度性状の検討を行った。その結果,標準養生強度およびコア強度は結合材水比に比例して増加し,従来のコンクリートと同様に線形関係で表される。また,28日標準養生強度または28日コア強度に対する各材齢における強度増進割合を明らかにした。さらに,構造体強度補正値(28S91)は部材の最高温度が高いほど,91日コア強度が高いほど大きくなる傾向にあり,普通強度領域では,JASS 5に規定される標準値と同等以下であることが明らかとなった。