コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料/高強度コンクリート(材料)

混和材料Ⅲ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 17:45 第5会場 (107会議室)

座長:佐伯竜彦(土木), 小島正朗(建築)

[1025] 異なるセメントおよび混和材料を用いたコンクリートの収縮挙動に及ぼす環境条件の影響

市川裕規, 兵頭彦次, 梶尾聡 (太平洋セメント)

キーワード:drying shrinkage、environmental condition、expansive admixture、shrinkage crack、shrinkage reducing agent、water penetration rate coefficient of concrete、乾燥収縮、収縮ひび割れ、収縮低減剤、水分浸透速度係数、環境条件、膨張材

本研究は,セメントに普通ポルトランドセメントおよび高炉セメントB種を,混和材料に膨張材および収縮低減剤を用いたコンクリートの収縮挙動に及ぼす環境条件の影響について評価した。供試体は,恒温恒湿の室内,温湿度の影響を受ける屋内および日射・風雨の影響を受ける屋外に設置した。屋外の収縮挙動には,降雨による水分供給の影響が大きく,水分浸透速度係数と相関があることが明らかとなった。膨張材および収縮低減剤の収縮抑制効果は,環境条件によらずほぼ同程度の効果が見込めることを確認した。湿度が変化する環境下での収縮ひび割れ試験結果は,湿度一定環境下と異なる場合がある可能性が示された。