コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 収縮・クリープ/強度・力学的性質

収縮・クリープ/強度・力学的性質Ⅰ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:30 第2会場 (中ホールA)

座長:宮本慎太郎(土木), 高巣幸二(建築)

[1053] セメントフリーフライアッシュGPコンクリートの破壊エネルギー

杉本啓太, 柴山淳, 菊地道生 (電力中央研究所)

キーワード:Blast Furnace Slag、Fly ash、fracture energy、geopolymer、mechanical properties、tensile softening、ジオポリマー、フライアッシュ、力学特性、引張軟化、破壊エネルギー、高炉スラグ微粉末

国内においてジオポリマーコンクリート(GPC)の力学特性の検討は少なく,不明な点が多い。本研究ではGPCの引張軟化特性の把握を目的として,異なる圧縮強度を持つGPC供試体に対して破壊エネルギー試験を実施した。その結果,通常の普通ポルトラントセメントコンクリート(OPCC)と比較して,GPCの圧縮強度に対する引張強度の比は大きく,破壊エネルギーは大きくなり得る傾向を示した。また,荷重-ひび割れ開口変位曲線においてGPCの圧縮強度の増加に伴い,最大荷重以降の荷重低下の勾配が大きくなり,脆性的な引張軟化特性を示すことを明らかにした。