コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/腐食・防食

補修・補強(材料)Ⅲ/腐食・防食Ⅰ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第6会場 (104・105会議室)

座長:花岡大伸(土木), 親本俊憲(建築)

[1281] 耐熱型エポキシ樹脂を用いた炭素繊維シートとコンクリートとの付着特性と養生温度による影響

鈴木宣暁, 小森篤也 (日鉄ケミカル&マテリアル)

キーワード:adhesion characteristics、carbon fiber、concrete、glass-transition temperature、heat resistance、炭素繊維、コンクリート、付着特性、耐熱性、ガラス転移温度

本研究は,耐熱型エポキシ樹脂を用いた炭素繊維シートとコンクリートとの付着特性を土木学会の規定するJSCE-E-543-2012「連続繊維シートとコンクリートの付着試験方法」に準拠する供試体を作製し,試験温度をパラメータとして付着特性を評価した。結果,上記材料を用いた補強材料は,60℃環境においても,土木研究所の共同研究報告書に規定する設計法および限界状態設計法が適用できる付着特性を有していることを実験的に検証した。また,同耐熱型エポキシ樹脂を用い,養生温度別でガラス転移温度の変化を確認し,養生温度とガラス転移温度の関係を示し,必要な養生時間を示す。