コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅰ

2019年7月10日(水) 10:00 〜 11:45 第1会場 (特別会議場)

座長:佐藤大輔(土木), 山田和夫(建築)

[1285] 打撃点から反射面までの距離が6m以上のコンクリートでの衝撃弾性波法による反射波の測定方法の検討

岩野聡史1, 内田慎哉2, 大野健太郎3, 渡部正4 (1.リック, 2.富山県立大学, 3.首都大学東京, 4.日本大学)

キーワード:concrete、impact elastic wave method、non-destructive test、reflected wave、コンクリート、反射波、衝撃弾性波法、非破壊試験

本研究では,衝撃弾性波法による反射波の測定方法について,弾性波を入力する打撃点から反射面までの距離が6.0m以上の供試体での方法を検討した。先ず,既往研究で提案されている方法を検討した結果,今回の供試体は反射波の往復時間に対して測定時間長が十分でないこと,反射波の減衰が大きくなること,これらから適用が困難であることが確認された。そこで,反射波の伝搬時間に着目し,反射波の到達による測定振動の振幅の変化をより強調させる新しい測定方法,解析方法を検討した。その結果,この方法により前述の影響を除去し,反射波を測定できる可能性が示された。